徒 然 第二巻
新春に開栓した焼酎(平成20年)
 新年になり、開栓しようと思っていた1本があった。それは、「黄色い椿」である。この「黄色い椿」は、お気に入りの「悟空の眠蔵」や「熟柿」を造る八木酒造さんによる1本である。「熟柿」は秋限定で「黄色い椿」は春限定発売である。この1本は昨年の春4月に購入したものである。「黄色い椿」は黄麹仕立てである。久々に黄麹仕込みのものを味わった。
 この味わいは、後日別項の「焼酎の評価」で記すことにしよう。
 私は、あまり外のみで焼酎を飲むことはない。その理由は、外で飲む会場には、気に入った焼酎が置いてないことや、置いてあったとしてもとても高い。
 そこで、もっぱら家で飲んでいる。家でゆったりとした気分で家族の顔を見ながらの酒は、実に幸福だ。さらに、お気に入りの焼酎と旨い肴があれば最高だ。
 好きな肴の1つに[からしれんこん」がある。「からしれんこん」は熊本県の特産品である。ここ福岡では、あまり見かけないが、時折デパートや年末とかに出荷されている。「からしれんこん」に醤油を少し垂らしていただく。「からしれんこん」をかんだときにしゃきっとした歯触りと辛さが心地良い。
 上の写真の肴は実は正月のおせちの残り物である。「筑前煮」は地元博多では「がめ煮」と言って、正月には欠かせない一品である。 もう一つは「なます」である。我が家では、いつもなますにしめ鯖を入れている。このような肴が歳のせいかとても旨い。肉も好きなのだが、だんだんたくさん食べることができなくなった。
 焼酎はというと最近、麦焼酎にもはまり、飲み深めている「宇佐むぎ」である。なかなかさっぱりして、食前、食中に適している。詳しくは後日、「その他の焼酎」の項で紹介する。
旨い肴と焼酎
芋千代香
 焼酎の燗つけといえば、「黒千代香」が有名である。「黒千代香」を購入しようと思っていたが、ネットでさつまいもの形をした「芋千代香」があることを知った。さつまいもの形と質感が愛らしい、「ほしい…。」また、始まってしまった。酒屋さんとかで「黒千代香」はよく見かけるが、この「芋千代香」は見たことがない。
 というわけで、ネットで購入した。1合用のもので大きさは20pぐらだろうか。送料、代引きを含め4,150円であった。
 「芋千代香」に直火で燗をつけるのだが、我が家はオール電化でガスコンロがない。そこでカセット式ガスコンロで燗を付けることにした。
 
 今宵は、「寿」の前割りしたものを燗にしていただいた。早速、コンロに火を付けて燗を付けてみた。初めて使うので、燗を付ける時間が分からなかった。適当に燗をつけてぐい飲みに注ぐと湯気がたった。その立ち上る湯気を見て、燗を付けすぎたと気がついた。自分は、人肌ぐらいのぬる燗が好きだ。しばらくは使いながら、最適な時間をみつけよう。
焼酎のラベル剥がし
 4合瓶や一升瓶の焼酎を飲み終えると、いつもラベルを剥がしている。その理由は、このホームページで紹介するのと自分が飲んだ証として保存するためである。
 例によって、「宇佐むぎ」を飲みきってしまったので、いつものように一緒に風呂に入り、剥がそうとした。しかし、うまく剥げない。ならば、シール剥がしを使ってみたが、それもうまくいかない。
 そこで、最後の奥の手を使うことにした。それは、ラベルを剥がし取るのではなく、スキャナーを使ってデーターとして読み取る方法である。丸い一升瓶に貼り付けられているラベルのどのようにしてスキャナーに取り込んでいるのかというと、スキャナーを使用したことがある方はよくおわかりであろうが、スキャナーは原稿を読み取るときに光を放ちながら原稿読み取りユニットが移動していく。その移動に合わせて、一升瓶のラベルをユニットに合わせてころころと転がしていくのである。
ユニットの移動と一升瓶を転がす速さを同じにすることと、ぶれないように一升瓶を転がすことがポイントである。3度ほど試して、何とかお見せできるようなデータをえることができた。
 後は、画像処理ソフトを使って色調やコントラストを整えている。
 この方法でこのホームページで紹介しているラベルは「津貫屋」と「宇佐むぎ」である。
蔵本訪問(喜多屋酒造株式会社)
  芋焼酎「尽空」を造る喜多屋酒造株式会社は、福岡県八女市にある。私が住む福岡県に芋焼酎の蔵があることを知り、いつか訪れてみたいと思っていた。
 そこで、訪問前日に電話で問い合わせをすると、各週で土曜日も営業しているので蔵見学は可能であるとのことであった。そして、本日、平成20年2月2日(土)に訪問した。訪問すると、年配の男性が丁寧に対応してくださった。わざわざ、工場内を同行して説明をしてくださった。
 喜多屋さんは創業は江戸時代にまでさかのぼる伝統ある蔵である。蔵の一部は昭和の初めに建てられた古い建物もあるが、大半は近代的な工場となっていた。工場内はオートメーションの機械が設置されていた。私は、芋焼酎の保管の様子や樫樽を使った麦焼酎の保存の様子などを見学できると期待していた。しかし、案内されたのは、近代的な設備が並ぶ工場でガラス越しでの見学であった。自動の瓶詰め機や一升瓶にふたをする機械、箱に一升瓶を詰める機械などである。案内してくださった方に芋焼酎のことを尋ねると、ここではつくっておらず見学はできないとのことだ。がっかりであった。詳しくは、「喜多屋」さんのホームページを参照して頂きたい。
 そんな、蔵見学であったが、麦焼酎の麹を造る機械や一次仕込みのタンクなどは実際にみることができてた。麹を造る機械が大きくて驚いた。また、麦焼酎を保存する樫樽が整然と並ぶ建物の一部も見ることができた。
 福岡県の筑後地方は清酒や麦焼酎を造る蔵が多い。機会があったら他の蔵も訪問したい。
 蔵見学を終えて、最後に喜多屋さんが造る長期熟成麦焼酎「吾空」を1本購入して帰った。
 
瓦葺きの建物は昭和初期に建造されたもので、事務所等に利用されていた。
麹をつくる機会、これも近代的な設備で大きなものであった。
1次仕込みのタンク、高さは2メートル以上はあるようであった。
奥にある白いタンクが2次仕込みのタンク
 我が家では晩酌の酒の肴の多くは、夕食のおかずが酒の肴となる。焼酎を飲み終え、ご飯を食べる頃になると、おかずがなく漬け物で済ましてしまうことがよくある。しかし、ときおり連れ合いが、気を遣って肴を準備してくれることもある。
 今朝、出勤前に連れ合いがカレーの仕込みをしていたので、今晩の夕食はカレーライスだと気づいた。私はカレーライスの香りと辛みが好みで好きである。しかし、困ったことに酒の肴には全く適さない。カレーライスの時だけは、別献立で酒の肴が必要となる。

 
 ところで、立ち寄ったスーパーマーケットには酒類も販売していたので、のぞいてみた。すると、とんでもない値段で焼酎が販売していた。麦焼酎の「山猿」は5,280円、米焼酎の「翡翠」も同じく5,280円、「侍士の門」が1,2,000円、「白天宝山」に至っては12,800円で売っているのである。こんな値段で販売している店もあきれるが、このスパーマーケットにこれらの焼酎を流しているやからにも、落胆する。焼酎はおいしくすばらしいものだが、何千、何万も支出して求めるものではない。プレミア値段での焼酎は全員で買わないようにして、このような現状をなくしていきたいものだ。
 そこで、勤め帰りに近くのスパーマーケットによって、酒の肴にと鰺の刺身とかしわの唐揚げの2品を購入して帰宅した。2品を肴に麦焼酎の「つくし 全麹」をロックで楽しんだ。麦特有の香りをと味わいを堪能した。詳しくは近いうちに「その他の焼酎」の項で紹介しよう。
立ち寄ったスーパーマーケットで
芋千代香 その2
 芋千代香で燗をつけているが、1合用ということと自分がぬる燗が好きなこともあって、あっという間に燗がついてしまって、風情を感じる時間もない。
 そこで、100円ショップで高さのある網を購入して試してみると、これがなかなか都合がよい。 今晩は、「さつま寿」の前割りを燗をつけていただいた。
 「さつま寿」これがまた、芋の存在感を和水してもしっかり主張して、個性ある1本だ。燗にすると、早く酔いがまわり身体が温かくなる。寒い冬には、うってつけだ。
 今宵は、麦焼酎を楽しむことにした。まず、先日、蔵本見学をして購入した「吾空」を味わった。写真でも分かるように、琥珀色をしている。これは樫樽で熟成しているためである。早速、飲んでみると、ウイスキーのような香りがするがウイスキーのように刺激的ではなく柔らかい。旨い。
 続いて、「釈雲麦」を頂いた。「釈雲麦」は樫樽での醸成ではないので、ウイスキーのような香りはしないが、これがまた、バニラのような香りと麦のもつ甘さと芳ばしい香りが口いっぱいに広がって旨い。
飲み比べるつもりであったが、樫樽と甕との醸成の仕方に違いがあることに気づき、「これは、同じ土俵に立てないな」思った。「吾空」であれば「がらるっど」や「百年の孤独」「天使の誘惑」などと比べるべきであった。「釈雲麦」であれば、「兼八」や「佐藤麦」などとくらべるべきであった。
 しかし、しかし、、小難しいことはおいといて、単に違いを楽しんでもいい。いろいろ香りやこく等がちがって、楽しんでいるのである。麦焼酎も旨い。
麦焼酎の飲み比べ
 このところ、麦焼酎を楽しんでいたので、今宵は芋焼酎を味わった。それは、「園乃露」と「こしき亀五郎」である。
 「園乃露」は「夢鏡」をつくる植園酒造さんのレギュラー焼酎で、2,000円を切る求め安い値段である。芋の香りが楽しめ、アルコールの刺激感もさほど感じない。旨い。詳しくは、後日、別項で紹介する。
 「こしき亀五郎」は海洋深層水を使い、1年間甕でしっかりと熟成されているこだわりの焼酎である。なるほど、アルコールの刺激感もなく、するするとのどをとおり、ほのかな芋の甘みと香りが至福の時を与えてくれる。旨い。
 両方、おいしくいただけたが、一つを選べと言えば「こしき甕五郎」に軍配があがる。レギュラーの「園乃露」と比較するのは、同じ土俵に立てないが、やはり、「亀五郎」は一皮むけて滑らかで、こくやのどをとおる感触など一枚上である。
 しかし、「園乃露」はこ18.00円前後の値段でこれだけの香りとこくを醸し出すのだから、優れている。
「園乃露」と「こしき亀五郎」
久しぶりの「あやかし福助」
 このところ、「さつま寿」や「園乃露」「こしき亀五郎」など、芋の存在感を主張する焼酎を飲んでいたので、今日はフルーティな焼酎を飲みたくなった。
 そこで、いろいろ在庫な中から選んで、「あやかし福助」を開栓して楽しんだ。久しぶりに味わったが、やはりフルーティである。ロックがとても旨い。
 「あやかし福助」はギルドの企画で、「もぐら」などを取り扱っている酒屋さんで購入することができる。詳しくは焼酎評価の項の「あやかし福助」を参照してほしい。 しかし、何度見ても、このラベルは少々、抵抗があるが、一度見ると忘れることがないほど強烈な印象をあたえる。
とろっと、旨い佐藤の黒
 先月(H20.2月)、佐藤の黒の一升瓶が手に入ったので、在庫の4合瓶を開栓した。久しぶりの佐藤の黒である。 
 「佐藤の黒」も、以前より入手しやすくなった感がある。「佐藤の黒」が酒屋の棚にいつも並ぶことは依然とないが、2年ぐらい前より、4合瓶を見かけるようになった。焼酎ブームのかげりなのか、佐藤の黒の増産なのかよく分からないが喜ばしいことだ。

 
 「さつま寿」の後に、ロックで楽しんだが、「さつま寿」に比べて柔らかく芋のやさしい甘さを感じる。「さつま寿」はレギュラー焼酎で、インパクトのある1本であるが、「佐藤の黒」は、「さつま寿」より舌触りがやさしく、まったりとしてとろっとした感じでより上質な感じである。こう記すと「さつま寿」が劣っているように思われるが、そうではない。「さつま寿」もこれまた個性ある1本で旨い。
 毎年、2月から3月にかけて庭先にメジロがやってくる。というのも、ミカンをえさとして置いているからだ。きちんと、覚えていて、ミカンをめあてに寄って来ている。
 写真は庭の梅の木にとまっているメジロであるが、梅の木にメジロの組み合わせは、花札の「梅に鶯」そのものである。
 「梅に鶯」のデザインをラベルにしている、梅酒がある。それは、奈良市にある八木酒造さんが造る月ヶ瀬の梅原酒である。この梅酒原酒を手にしたくて、いろいろと探したが、福岡市周辺には取り扱っている酒屋さんがない。何でもその梅酒原酒は、アルコール度数が20度、エキス分は38%と高濃度であるそうだ。いつの日か入手できるのを楽しみにしている。
梅に鶯(メジロ)
 「大和桜 紅芋」を開栓した。この焼酎に使わている原料の「紅さつま」は、お料理やお菓子にも使うもので、その特徴は甘さにある。
 ロックで飲んでみると、口に含んですぐに甘さを感じる。「甘い!」という印象である。久しぶりに紅芋系統の焼酎を味わったが、どれも甘口である。甘みが強く、苦手な方もあるだろう。しかし、疲れを感じる時などはよいかもしれない。
 もうすこし飲み深めて後日、「焼酎の評価」の項で紹介しよう。
「大和桜 紅芋」開栓
「青一髪」開栓(H20.3.16)
 私は、通常6種の焼酎を開栓して、代わる代わるに楽しんでいるのだが、現在、麦焼酎を開栓したものがない。そこで、購入したばかりの「青一髪」を開栓した。
 ロックで味わったが、これまで飲んできた麦焼酎とは趣向が違っていて、軽やかで何ともさわやかな香りに満たされている。これまで飲んでいた麦焼酎は常圧蒸留であったが、この「青一髪」は微減圧である。軽やかな味わいは微減圧によるものだろうか。これは、食前、食中にも良さそうだ。これもまた、旨い1本だ。
うなってしまう「月の中」(H20.3.23)
 正月に嫁の実家で「月の中」を味わってい以来、である。久々である。この「月の中」、ほとんど店頭に並ぶことがない。写真の4合瓶は、昨年の暮れに、たまさか入手した1本である。焼酎ブームが落ち着いた感があるが依然として、岩倉酒造さんの焼酎は入手しづらい。
 さて、ロックで味わったが、何とも上品で柔らかく芋の香りがふわっと広がって思わず、唸ってしまう。
 「う、旨い。」正月に飲んだ時には、すっきりした印象が強かったが、今回は、柔らかなのどごしと芋の香りが何とも言えない。少し印象が変わった。
 これは、じっくりと味わい、評価をしていこう。また、今宵も「月の中」を楽しむことになりそうだ。
 現在、麦焼酎を開栓しているのは、写真の「悟空の眠蔵」と「青一髪」である。
 本日、紹介している「悟空の眠蔵」は「熟柿」「八千代伝」を造る八木酒造さんによるもので、日本侍士の会が企画したものである。同じ「悟空の眠蔵」という商標で芋焼酎の「悟空の眠蔵」があるが、そちらは、ラベルの図柄はおなじだが、色調が茶色である。
 さて、麦焼酎の「悟空の眠蔵」を時折、ロックでいただいているが、麦の芳ばしさと柔らかな甘さを楽しむことができる。「兼八」ほど濃厚ではないが、飽きのこない1本である。なかなか旨い。
 仕事の帰り道に旨い豆腐屋さんがあるので、豆腐と手作りのがんもどきを買って帰り、『今日は「悟空の眠蔵」を飲もう』と考えながら、帰宅した。
麦焼酎「悟空の眠蔵」(H20.3.29)
「富乃宝山」飲み比べ1(H20.4.)
 平成19年4月5日に、サーバーに「富乃宝山」を入れ、熟成を図っていた。もう、1年が経った。「富乃宝山」は好きな1本だが、少々アルコールの刺激感を感じるところが惜しい。そこで、サーバーでの熟成を試みた訳である。1年経つと、サーバーに貼り付けたラベルも色あせている。4合瓶は、最近、飲み比べてみようと思い購入してきたものだ。
 果たして、1年間でまろやかになっただろうか、香りに変化があるのだろうか。
 近いうちに、サーバーで寝かしていたものと、購入したばかりのものとを飲み比べてみるつもりだ。
 「富乃宝山」のサーバーでの1年貯蔵と購入したばかりのものとの飲み比べである。
 生で比べてみてた。初めに購入したばかりのものを口に含むと、苦みとともにアルコールの刺激感、そして洋梨のような香りがする。当然だが、「富乃宝山」である。続いて、サーバーで寝かしたものを口に入れる。柔らかい、とてもなめらかで、ストレートにもかかわらずアルコールの刺激感がほとんどない。香りは、ぐっと控えめになり、わずかに果実のような香りを感じ、苦みを感じない。別物のようだ。これほど違いが出るとは、思ってもいなかった。
 
 明らかに、サーバーで寝かしたものがアルコールの刺激感がなくなり、なめらかで柔らかい。しかし、香りの立ち方が控えめになったのが残念である。どちらが良いかと尋ねられたら、迷うことなくサーバーで寝かしたものである。サーバーの効果ばかりでなく、焼酎を時間をかけて熟成をはかることが、いかに意義があるのかが良くわかる。良い焼酎、旨い焼酎のめやすとして、熟成期間の長さは1つの物差しとなる。
 ところで、購入したばかりの4号瓶は、サーバーに継ぎ足して熟成をはかることにした。

 ちなみに「富乃宝山」については、別項で紹介してるので、参照していただきたい。 
 今回、サーバーで寝かせることの効果が明らかになったが、我が家には他にも「日南娘」と「薩摩茶屋」をサーバーで寝かしている。これらも、どのように変化したか味わうのが楽しみである。

 
「富乃宝山」飲み比べ2(H20.4.)
「一人あるき」「山ねこ」飲み比べ(H20.4.30)
 サツマイモの原料にジョイホワイトを使った焼酎の「ひとり歩き」と「山ねこ」の飲み比べをロックでした。
 「山ねこ」は、マスカットのような果実のような香りがする。一方、「ひとり歩き」は、果実のような香りもやや思い浮かべるが、ほのかな芋の香りと甘みを感じる。
 
「山ねこ」も「ひとり歩き」共に、口当たりがよく、飲みやすい。もっと、詳細な感想を記したかったのだが、、飲んでいるうちに気分良くなって、味わいを記憶するのが煩わしくなってしまった。この程度の所感で勘弁していただきたい。
 ころで、ともに宮崎の焼酎だが、宮崎の焼酎はやさしく口当たりの良い焼酎が多いように思うのは、私だけだろうか。
 平成19年4月9日にサーバーに移し替えた「日南娘」を試飲してみた。もう1年たった。
 サーバーのふたをあけ、香りをかぐと「日南娘」特有の桃を想起する香りがする。焼酎の中にあっては、この香りは個性的で他に似たものがない。
 いつものようにロックで味わってみるた。氷が溶けないうちに口に含んでも、アルコールの刺激感を感じることなくまろやかで、特有の香りがする。
 う、旨い。すいすいと入ってしまい、飲み過ぎてしまいそうだ
 更に醸成を重ね、2年3年と寝かせてみたら…と思うのだが我慢できるだろうか。
 ちなみに「日南娘」の詳細はこちらを参照してほしい。

 
1年寝かした「日南娘」試飲(H20.5.3)
田伝夢詩」 今宵の晩酌
 現在、白石酒造さんが造るこだわの「田伝夢詩」を開栓している。
 この「田伝夢詩」、麹米に古代米の緑米を使い、甕仕込み、木樽蒸留である。
 なかなか、こくがあってまろやかである。舌触りも良く、アルコールの刺激感を感じることなく、すいすいとのどをとおっていく。旨い。
 なんでも、全国で3軒の酒屋さんにしか取り扱いがないとかで、幸いにも我が家から車で20分くらいのところに、取り扱いの酒屋さんがある。
 もう1本、購入したので、しばらく醸成をかさね瓶詰め古酒をつくりたい。