蔵本−吉永酒造株式会社 麹−米麹・白麹  原料−黄金千貫購入価格−\1,60(720ml)  購入年月 H19.5
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 この「こしき亀五郎」は、蔵本が造る「五郎」をさらに1年間、甕で寝かせたものであるそうである。こう記しているものの、私は、これまで「五郎」を見たことがない。ここ福岡では「五郎」は出回っておらず、兄貴分的存在の「こしき亀五郎」の方を見かけることができる。この「こしき亀五郎は」1次2次仕込みとも甕壷で仕込み、熟成も甕をつかっているそうである。甕を使うことで、まろやかで口当たりが柔らかくなることは、焼酎に親しんでいる方は、ご存じの通りである。
蔵本−本坊酒造株式会社 麹−米麹・黒麹  原料−黄金千貫 購入価格−\1,155(720ml) 購入年月 H19,6
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 平成19年6月1日に発売されたばかりのものである。たまに行く酒屋の大将が熱心に勧めるので、購入してみた。なんでもこの「錫釜」は蒸留機が錫でできており長い管がスプリングのようになってる。それで錫蛇管と呼ばれている。錫蛇管で蒸留した芋焼酎は旨いと言われ、焼酎工場の蒸留器の蛇管の多くは錫製であったそうだ。現在では錫蛇管はほとんど使われていないないそうで、ステンレス製の蒸留機が多いそうである。

蔵本−田村合名会社  麹−米麹・黒麹  原料−黄金千貫
購入価格−\2,600   購入年月 H19.4
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この「かめ壺仕込み 薩摩乃薫 純黒」ネットではとても評判がいいので、いつか購入して味わってみたい1本であった。
 田村さんが蔵を構える薩摩半島の最南端、鹿児島県揖宿郡山川町は、厚い火山灰と砂礫層の地層で、排水がよく芋の生育には最適産地なんだそうである。
 もともと田村さんには、創業以来の白麹仕込みの「薩摩乃薫」を造り続けていた。しかし、昭和62年、現在の当主の桑鶴ミヨ子氏が、黒麹による芋焼酎の製造を始めたそうである。
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蔵本−白石酒造株式会社  麹−米麹・黒麹  
原料−黄金千貫 購入価格−\2,750  購入年月 H18.12

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蔵本−川越酒造場  麹−米麹・黒麹  原料−黄金千貫 
購入価格−\2,880  購入年月 H19.7

 また、仕込み水に海洋深層水を使っていることも特徴の1つである。
  このところ、連日、ロックでたしなんでいるが、あれよ、あれよという間に4合瓶が空になってしまった。理屈はともかく旨い。なるほど、甕壷での仕込みと1年間の貯蔵の恩恵であろう、とくとくと瓶からグラスに注いですぐに口に含んでも、アルコールのピリピリ感やつんとくる感じることがない。舌の上で転がしても、引っかかるものがなくのどに自然と流れ込んでいく。キレがよく、すっきりとしている味わいをお好み人に、お勧めしたい1本である。
「錫釜」は大手メーカの本坊酒造が製造しているが、この「錫釜」を取り扱っている酒屋さんは全国に9軒しかないそうで、なかなか目にすることがない1本であろう。
 ロックが好きなので、ロックで味わってみた。氷を満たしたグラスに「錫釜」をとくとくと注ぐ。すぐに口に含んでみると、まろやかでほんのりと芋の本来のもつ甘さが口の中に広がってくる。ほとんどストレートに近い状態にかかわらず、アルコールのつんとくる感じはせず、とてもすっきりして、飲みやすい。黒麹仕立てであるが、黒麹独特の芳ばしさを押さえて、爽快ですっきりした飲み口である。口に含んで舌の上で転がすと、芋の甘さが広がるが、押さえた甘さで、やや甘口と感じる。ここいらは、お湯割りにすると、評価も変わるのだろうが、私は、お湯割りは好まないので、お湯割りが好きな方は自分で試してとお願いしたい。酒屋さんの大将はお湯割りを勧めていたが、ロックでも充分味わえる1本である。
原料芋は、さつま芋の栽培に最適な土地と、昔からの信頼関係を結ぶ地元契約農家の栽培する良質の黄金千貫を使用し、一次仕込み、二次仕込みとも甕壷で仕込んでいて、その味わいは、黒麹によるキリットした力強さと甕壷による柔らかさと味わいの深さが相まって芋の香ばしさが引き立つ逸品となっているそうである。
 本日、ロックで初めていただいた。グラスにとくとくと「純黒」を注ぎ、すぐに口に踏んでみた。グラスに注いですぐなので、ほとんどストレートである。にもかかわらす、とてもまろやかで優しい口当たりである、アルコールのぴりぴりとする刺激は皆無である。ゆっくりと口の中で転がすとほんのりと甘く上品な芋の薫りが広がってくる。決して、「俺は芋だ」という主張をしているわけではない、しかし、芋のもつ自然な甘みと黒麹特有の薫りを醸し出しながら、まったりとしたのどごしである。かめ壺仕込みの恩恵であろうか、やわらかく極上ののどごしで優雅でとても上品である。これは、旨い。これは、多くの人にも是非味わっていただきたい1本である。毎日、これを常飲としてもよいとさえ思う。この1本がなくなる前にもう1本キープしようとさえ思わせる1本である.。
 いつものように酒屋さんを覗いてみると、この「黒天狗」が目にとまった。何度となく「とどろき」に通っているが、初めてこの「黒天狗」を見た。帰りには、この1本をレジに持って行ってしまっていた。
 家に帰って「黒天狗」のことを調べると、原酒を3年間も貯蔵して醸し出されて造る貴重なものであるとわかった。通常熟成の期間は半年から1年が多い。3年間も熟成させるのは、蔵本にとっては、採算からいって負担になることであろう。にもかかわらず、こうやって世に送り出してくれる蔵本のこだわりと努力に敬意を表したい。

 この「黒天狗」は、黒麹仕込みで1次2次仕込み共にカメ壺で仕込まれ、甕で3年間をかけてゆっくりと熟成されるそうである。年間8,000本しか造られない、手間暇かけた1本である。
 またまた、楽しみな1本となった。開栓が楽しみだが、滅多に手に入らないのでいつか開栓できるものか。
 ロックで味わってみると、3年間手間暇かけ甕壷による熟成により、非常にまろやかな口当たりである。口に含むと黒麹ならではの薫りが広がってくる。裏ラベルには甘口と記されていたが、私にはそれほど甘口とは感じなっかた。これがお湯割りなら評価も変わるのかも知れない。毎日飲んでも飲み飽きず、質の高さを感じさせる1本である。
 「川越」を造る川越酒造場さんは、宮崎県国富町にある。国富町は宮崎市の北西に位置し、国富町の北西にある釈迦岳からの流れ出す水を仕込み水として使っているそうである。創業は元禄3年(1690年)で、川越酒造場としては明治40年の創業となる。ご夫婦二人と息子さんの3人で、営む小さな蔵である。ご主人で杜氏の善博氏は研究熱心で、特に味や香りの決め手となる常圧蒸留機の圧力や温度の上げ下げのこだわりはことさらであるそうである。
 この「川越」は2002年には全日空国際線のファーストクラスで採用されているそうで、一層その存在が知れ渡り、プレミア度も上がった。ネット市場では8,000から9,000円ぐらいの値段が付いている。なかなか、酒屋さんの店頭で見ることができない幻となっている。「川越」の購入については別項に記しているので、参照してほしい。
 さて、「川越」は朝掘った新鮮な黄金千貫をその日に処理し、かめ仕込みで醸されている。そうやって、米焼酎とブレンドされて造り出された「川越」は、まろやかな口当たりで評判である。この蔵からは米焼酎の「赤とんぼの詩」が販売されているが、ブレンドされている米焼酎は「赤とんぼの詩」なのだろうか。またまた、開栓が楽しみな1本となった。
 まず、ロックで味わった。口に含むと、とっろとした口当たりでアルコールのひりひりとした感じは、全くしない。この口当たりは、特筆ものである。甕壷仕込みの恩恵であろう。口に含んでのどを通すと、柔らかな甘みと薫りがが広がってくる。この甘さと薫りは、芋焼酎だけのものでなく米焼酎の配合を強く感じさせるものであった。この甘さと薫りを感じたとき、「晴耕雨読」を思い浮かべた。「晴耕雨読」も米と芋のブレンドした焼酎であった。芋焼酎になじんでる私にとって米焼酎からくるであろう甘さと薫りは、やや抵抗感がある。独特の甘さと特有の薫りととろっとした口触りがこの「川越」の持ち味である。
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 「萬膳庵」は「萬膳」よりも、一層入手しにくい。幸い、友人を通じて、定価で購入することができた。
「萬膳」は黒麹仕込みであったが、「萬膳庵」は黄麹で仕込んでいる。黄麹といえば、「富乃宝山」「魔王」「鷲尾」等を思い浮かべる。黄麹で造られる焼酎は、華やかな香りとフルーティーな味わいそして、すっきりとしたものが多い。この「萬膳庵」はどんな味わいなのだろうか。開栓が待ち遠しい。
 いつものように、ロックで味わった。グラス一杯に氷をいれ、萬膳庵を注ぐ。すぐに口に含んでも、アルコールのつんとする感じはしない。黄麹仕込みからくる、独特な薫りが広がる。ふぁと口の中に華やいだ薫りが広がる。「富乃宝山」や「魔王」に比べ控えめで、ひっそりとした感じである。はっきりした輪郭はないが、とても優しく雅な感じである。芋いもした香りと濃厚なこくを好む方には物足りないかも知れないが、何杯飲んでも飲み飽きず、知らず知らず、杯を重ねてしまう。これは、旨い。また、手に入れたいが、いつになることか。
蔵本−萬膳酒造  麹−米麹・黄麹  原料−黄金千貫 
購入価格−\32,00  

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蔵本−村尾酒造合資会社  麹−米麹・黒麹
原料−黄金千貫 購入価格−\2,6000  購入日 

 幻の焼酎「村尾」である。酒屋の棚に並んで見るのは、2万円に近い値段である。3大プレミア焼酎の1本である。まず、定価で購入することができない。ところが今回、友人の好意で彼の行きつけの酒店に頼んで、くじに強引にあててもらっての購入である。入手困難な「村尾」がこの値段で入手できて非常にうれしい。しかし、いつ開栓するのか大変迷うところである。 
 本日、自力で「村尾」を単品で購入することができた。税込みで2,600円である。本当にうれしい。購入のいきさつは、別頁で紹介しているので、そちらを参照してほしい。
 この「村尾」あまりにも有名である。飲み屋さんさんでも見ることがあるが、あまりにも高くて飲んだことがない。

  この「村尾」昆岳の伏流水を用いて作られ、甕仕込によりまろやかな味と甘い香りが楽しめるそうである。「村尾」を造る村尾さんは、特に蒸留機にこだわり、パイプの曲がり具合や長さなどにより味がかわるというので、自分で蒸留機を造られているそうである。2本目が手に入ったので、近いうちに開栓することにしよう。
 いつものようにロックで楽しんだ。氷で満たした杯に「村尾」を注ぐ。すぐに口に含んでもアルコールの刺激感はない。のどを通す前にゆっくりと口の中に含んで香りや味わいを楽しんだ。
 まろやかな舌触りと優雅な香りがたち、ゆっくりとのどを通すと、わずかに芋のほんのりとした甘みを感じる。辛口とまでは行かないがちょうど中間ぐらいであろう。強烈な衝撃があるわけでない。優雅で控えめで上質な印象である。確かに香りと舌触り、のどごしは評判のことだけはある。旨い。香りを楽しんでいたらあっという間に杯が空になってしまった。「また、明日たも‥」とそう思わせてしまう1本であった。やはり旨い。また、購入したいが、いつ次が購入できるのだろう。
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蔵本−丸西焼酎合資会社  麹−米麹・白麹
原料−黄金千貫 購入価格−\1,3000  購入日 H19.6 

 「むかしむかし」を造る丸西焼酎合資会社は明治34年の創業であり、106年の歴史をもつ小さな蔵である。
 今回購入した「むかしむかし」は5年古酒を配合してあるものであるそうである。そして、いくつかの甕に保管された焼酎の中から最もできの良いもののみに古酒を配合するというこだわりである。そのため少量生産となり月産生産600本であるそうである。
 以前は20年古酒配合の「むかしむかし」が発売されていたそうで、原酒がなくなり、現在の「むかしむかし」と改められた。20年古酒配合の「むかしむかし」は終売となってしまって、もう手に入れることができないのは残念である。
 さて、ロックで味わった。グラスに注いですぐに口に含む。氷がとけきれないうちであるのでほとんどストレートに近い状態にもかかわらず、アルコールのひりひりとする感じはまったっくしない。とても柔らかな口当たりである。すいすいとのどを通っていく。すっきりとして、どちらかというとフルーティな感じを覚える。舌を転がすとやんわりとした甘みと清涼感ある香りを感じる。知らず知らずに、もう一杯と手が伸びてしまって、あっという間に4合瓶が空になってしまった。次に見かけたら、1升瓶で購入しよう。
 この焼酎は、芋いもした香りやこく、芋の存在感等を求める人には勧めないが、柔らかで口当たりのよい焼酎を好む人にはお勧めである。それにしても20年古酒配合の「むかしむかし」も味わってみたっかが、終売となってしまたのが残念である。
蔵本−八木酒造合名会社  麹−米麹・黒麹・白麹
原料−黄金千貫 購入価格−\2,560  購入日 H18.11 

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 時々行く酒屋さんをのぞいてみると、この「熟柿」が店頭に1つだけ置いてあった。熟柿と書いて「じゅくし」と読む。以前、ネットで紹介してあったのを見て、ほしいなと思っていた。この「熟柿」は、柿の実が朱く熟れるこの時期だけの限定で発売されている。この期を逃すと丸1年待たなければならない。在庫が多くなっている中、また、購入してしまった。

 八木酒造の創業は昭和3年である。創業者は八木栄吉さんで八木合名会社「八千代醸造元」となる。しかし、小さな蔵で、やむなく昭和48年頃に醸造元をやめ、他の蔵から原酒を取り寄せ和水して、焼酎作りを細々と続けて、平成16年の秋に垂水市猿ケ城渓谷に総かめつぼ仕込みの焼酎蔵を復刻した。猿ケ城渓谷の伏流水を得て、こだわりの焼酎造りをめざしている。杜氏には、名杜氏の吉行正己(よけまさみ)を招聘し、焼酎を仕込んでいるそうである。 さて、この「熟柿」の誕生のいきさつは、先代の社長さんが「熟柿の色の味がする焼酎を造りたい」という言葉から生まれた焼酎であるそうである。 鹿児島の八木合名会社が2周年を記念して、黒麹菌ゴールド、白麹(S型)、白麹(L型)を配合されている。
 1次仕込み、2次仕込みと使う麹を変えているのだろうか。それとも、白麹や黒麹で造った焼酎をブレンドしているのだろうか。不明確であるが、興味がわくところである。熟成を1年間かけ醸し出される味わいが、楽しみである。
 このところ毎日にように、ロックで味わっている。グラスに注いですぐに口に含んでみる。注いですぐなので、ほとんどストレートに近いにもかかわらず、アルコールのひりひりとする感じはしない。ゆっくりとのどを通して行くと、さらっとしてほんのわずかな甘さと、フルーティな香りを覚える。そこからは、とても口当たりがよく、すっとのどを通っていく。淡麗で上質な感じである。「六代目百合」や「八幡」のうような、芋のこくと香りを楽しみたい方には勧めないが、軽くて口当たりがよく、さっぱりとした味わいを楽しみたい方にはお勧めの1本である。
 この「熟柿」を味わっていると、同じ蔵が造る「悟空の眠蔵」を思い浮かべる。「悟空の眠蔵」は原料に栗黄金を使っているが、どちらも淡麗でさらっとしていて、フルーティーであった。飲み比べていないので、確信は持てないが、おそらく同じ蔵なので「水」の影響も多いと思う。幸い、「悟空の眠蔵」が最近入手できたので、飲み比べてみようと思う。
 ということで、「悟空の眠蔵」と「熟柿」の飲み比べをした。2つのグラスに氷を満たし、薫りをかいでみた。「熟柿」の方が、より芳香であるが、共に、芋いもした薫りでなく、ほのかに果実を想起させる薫りである。それぞれに、口に含んで、己の五感を働かせ一生懸命に味わいつつその差を記憶にとどめようと努力した。香りは「熟柿」の方が、より一層なんともいえない果実を想起させる香りを覚える。交互に飲み比べてみたが、確かに違うが、共に旨い。私の鈍感な舌とつたない表現力ではもはや表記できないとあきらめた。実は、この飲み比べ3回目であるが、確信をもった評価ができないのである。この記事をご覧になっている方には、陳謝である。もう、違いを表現することを放棄して、飲むことを楽しみたい。これが本音である、共に旨い。
蔵本−国分酒造  麹−米麹・黒麹
原料−黄金千貫 購入価格−\2,010  購入日 H19.4 

 以前から気になっていた1本である。たまさかある酒屋さんを訪ねると店頭に置いてあったので購入した。
 「大正の一滴」で使われる麹は、米麹であって大正時代に飲まれていたとされる黒麹の老麹(ひねこうじ)を使っているそうである。つまり大正時代の造り方を再現した芋焼酎である。
 蔵本のホームページの紹介では『「大正の一滴」は、通常の芋焼酎に比べ、6〜10ヶ月程度長めに熟成させているため、まろやかな味わいに仕上がっています。 老麹(ひねこうじ)を使った「大正の一滴」は、濃い味わいが特徴です。お湯割りや燗にしますと甘みが更に増し、昔なつかしい風味が感じられると思いますので、是非お湯割りや燗でお試し頂ければと思います。』とある。 
 
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 蔵本はお湯割りを推奨しているが、自分はロックがすきなのだが、どんな味わいなのか楽しみである。いつものようにロックで味わった。口に含むと シャキっとした爽やかな香りが漂い、黒麹の薫りがほんのりと広がってくる。辛口な味わいである。蔵本は、お湯割りを推奨しているがどうしてロックでも旨い。これから寒くなってくるが、お湯割りも試してみよう。
 きっりっとしていて、甘みをこのまない方にはお勧めである。価格も求めやすい値段であるが、年間通じて、いつでも購入できないのが残念である。

 寒くなって来たので、お湯割りも試してみた。お湯割りといっても、人肌ぐらいのぬるいお湯わりである。温めても、アルコールのつんとする感じはしない。私がお湯割りを好まない理由の1つとしてアルコールのつんとする感じが強調されるからであるが、その感じがしない。お湯割りで頂くと、ロックより芋の甘みを感じることができ、ほのかな甘みを楽しむことができる。また、口の中に、芋の薫りが広がっていく。なるほど、お湯割りのほうが、この「大正の一滴」の個性を十分に発揮できそうである。
 自分としては、それでもロックが好きであるが、お湯割りもおいしくいただけた。甘さを抑えて、きりっとした味わいを求めている方にお勧めの1本である。

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