★皆さんはえっと思うかもしれませんが、体脂肪率と体の切れ(=ライディングの切れ)というのは完全に比例します。
これには二つの理由があり一番大きいのが、体のパワーウエイトレシオとウェイト(体重)のバランスです、このバランスが全てです。
体を動かすのは筋肉と筋ですがこの筋肉量と体重の比が「体のパワーウエイトレシオ」。まったくバイクと同じ理屈です。ただこのパワーウエイトがよければいいかといえばそうではありません。
ドラックレースのマシンはパワーウエイトが飛びぬけていますが、とても切れがいいとか、持久力があるとかそういうものではありませんよね。
筋肉は太い方が絶対パワーは大きくなりますが、当然ウエイトも大きくなりますから体脂肪が少なくパワーウエイトがよくても体の切れがいいとは限らない訳です(ボディービルダーはあまり早く走れません)そこがバランスなのです。
パワーもある程度いるし、それ以上に切れも必要というのがスポーツライディングなのです!(パワーがないと切れも出ないのもまた事実)
人の筋肉量は遺伝(これが一番大きい)や成長期の運動環境で決まっています。中には何にもしないのに大胸筋が「バーン!」と発達している人もいるものです。(うらやましい・・)
ですからもともとからだの大きな人はその大きな体を動かすために当然筋肉量も多いわけですから、今の体脂肪の鎧(笑)を脱ぐことを考えた方がトレーニングをするより簡単にパワーウエイトを上げることが出来るともいえます。
これが「若い頃は50Kgしかなかったのに今は70Kgだよ、わはは・・」みたいな人は筋肉量も少ないのでパワーウエイトを上げるには減量&トレーニングが必要になりますから大変です。
二つ目の体脂肪による影響は、筋肉の霜降り化&可動部(関節)の油まみれです。
体脂肪が多いとせっかくの筋肉が脂肪に変わったり(?)して筋肉が霜降り状態になるようです。当然異物があるわけですから動きは悪くなります。さらに各関節部には筋肉と骨をつなぐじん帯、や骨と骨のクッション材の軟骨、そして体液だけでとてもすっきりした状態ですが、体脂肪が多い人は当然ここにも脂肪が入り込みます。ギヤの中にドロドロしたよけいなグリスが詰まっていたらどうですか・・(ゾッ)。
体脂肪率の高い人はこの二つのことから、体の切れ(=ライディングの切れ)が悪くなり、動きの渋いものを動かし続ける訳ですから当然体力(持久力)がなくなります。走りを詰めるのは「慣れ」がとても必要ですから100%の走りを長く続ける事が出来なければこの慣れを手にすることも出来ません。また持久力がなければ集中力もすぐに切れてしまいします。
ライディングはスポーツですから(しつこい!)ライダーがバイクを動かすのに体の切れは重要なんです。
ミナキは、他のスポーツをすることで体の切れの大切さや、切れの作り方を考えてきました。それはライディングにもとても有効なことなのです。
それに皆さんの体脂肪が減ることで不幸になる人っていないんじゃありませんか?今年はちょっと減量にチャレンジしてはどうでしょうか・・・。
そのうちライダーのためのトレーニングメニューでもHPに作りましょう(笑)。
ちなみにミナキ39歳 身長169センチ 体重65キロで 体脂肪率10%前後を保っております。
週3日以上は何かしら体を動かすことを自分に義務付け(30分でも)老化現象と戦っているところです。