1993年7月30日放送「ナンチャン、高松での披露宴」

N)えぇー私はですね、この間、先週ですね、これ(ラジオ)が終わってですね、
U)うん
N)土曜日に・・
U)うん
N)田舎の方で式をやったんですよ
U)ねぇ〜
N)ええ。この間、東京でもやったんですけども。田舎でも式をやって。まあ、内村さんを呼んで欲
  しいという田舎の希望があったんですけれども
U)ええ
N)内村さんは、あっさりシャララがあるということで・・
U)ええ。私は1人で出ましたよ。
N)らしいね
U)夢列島の方に。
N)うん
U)一応テレビで「南原、見てるぅー?」って言ったんですけどね。
N)あっそう。見てない
U)あと、「静、見てるぅー?」って言っといたよ。一応・・ぺコリ
N)(笑)ぺコリじゃねーよ
U)あはは。
N)あっそう。良かったぁ〜朝早かったんだって?
U)そう
N)よかったぁ〜式があって。たまんねぇ〜よ、24時間起用されたら
U)笑
N)あっぶねぇ〜あっぶねぇ
U)どうでしたか?田舎の方は
N)よかったよ。田舎の結婚式は。大変だったけどもね。師匠も来てくれて。お仲人のだんなさんと
  一緒に来てくださいまして
U)ほほほっ
N)先週家に帰って5時に寝て、6時に起きて
U)ラジオ終わりで、これが終わって帰って
N)朝一の飛行機で行ったのよ。
U)1時間ぐらいしか寝てないで
N)寝てないんだよ。疲れてさぁー。式は3時ぐらいからだったんだけど、ちょっと家の方で色々用
  意しなくちゃいけない、紋付袴とか着なきゃいけないって。ちょっとだけ時間があいたから、少
  し1時間ぐらい横になるって、2階で横になってたんですよ。「ゴメン横にならして」って。
  あぁ〜ようやく寝ようかなぁ〜って思ったら・・親父が下で『祝船』歌い出して。練習で。
U)詩吟の先生でございますから。そりゃ歌うでしょう
N)晴れ舞台。親父のお袋が日本舞踊やっているから踊るとか・・大変だよぉ〜
  大阪から親戚の叔父さんがきて「宅急便がやっと来た」礼服が間に合わなかったからとか言って
  別の礼服が入っていたんだって。急いで宅急便で取り寄せて。「あぁ〜もう大騒ぎだ」って。
U)うん
N)着付けをしているおばちゃんも「あぁ〜ナンチャンに触れる」とかなんとか。
<寝るどころじゃない>
N)(笑)寝るどごろじゃない。もぉ〜ガヤガヤ・ワーワー・ギャーギャーで。んで、まぁ〜式場に
  行きまして。
U)うん
N)式をやったわけです。なかなかいいですね。57人ぐらい、式に来たのは。
U)どういう式なの?やっぱり和式の・・
N)えっ、もう披露宴だけですよ。
U)あっ、披露宴だけで
N)うん。
U)へぇ〜。お色直しとかはやっぱり無かったんですか?
N)お色直し・・1回ありました
U)1回
N)ええ
U)ほぉ〜
N)うん
U)そうでございますか。地元の友達・・
N)それで、うちの弟が勤めているところが結婚式場なんですよ
U)うん
N)ラポール(?)っていうところがあるんですけどね。そこでやって
  いやぁ〜田舎の式っていうのはのんびりしていていいですな。
U)なんか、家の前で待っているっていうのがあるらしいですね
N)あるよ!お前。
U)なんか、紋付袴で家の前で待っているんだって?
N)待ってるの。俺が扇子持って待ってんの。落語家さんみたいに(笑)
U)そうすると、えっ?嫁さんがやって来るの?
N)ハイヤーでガッと来るわけよ
U)どんなハイヤーなの?
N)黒。黒で、しかもイギリスから取り寄せたもので、県下に2台しかないってやつ
<わぁ!>
U)はぁ〜
N)デッカイ、上に上がっているやつ。そのまんま着物やカツラできても体を曲げなくていいって。
U)はいはい。なるほどぉ〜
N)珍しいやつで来て
U)それで嫁さんが来るのをパタパタパタ(扇子を仰ぐ)ってしながら・・
N)待ってるんだよ。そしたら玄関にうちの町内のやつが(ガキやらおばさんやら)ガァーって
  人垣作ってんの。来た来た来たぁ〜って。運転手さんがパッて降りてきて、赤いもせんをひいて
U)あっ、赤いもせんをひいて
N)ひいて。
U)その上を歩けと
N)凝ってんのよ!歩けと。
U)凝ってんだね〜
N)うん。で、スーッと来てさ白無垢で来てさぁ、家の前でぺコリって御辞儀するんだよ。俺、可笑
  しくなって、クスッ。何やってんだかクスッ。後から怒られちゃったけど(笑)
  「笑うもんじゃない」って怒られたけど。
U)何十年も出入りしている玄関の所でぺコリって
N)そう
U)あぁ〜
N)あぁ〜。で、ご仏壇にお礼したりとかきちんとやって。そしたら町内中の人が勝手に座敷に上が
  り込んで来て、写真撮りまくり大会よ
U)あぁ〜。その場で
N)その場で。
U)もう‘チーン’ってやって。終わったら
N)終わったら、写真撮りまくり大会よ。子供達も最初は遠慮していたんだけど、もう遠慮も何も無
  いわ。Vサインとかワァーって。ねぇー。まっ、そんなことがあった上で式場に行ったのよ。
U)で、披露宴が
N)披露宴自体は良かったですよ
U)う〜ん
N)うん。で、色んな発見をしました
U)はい
N)わたくしですね、香川県で2位なんです
U)何がですか?
N)何が2位かって言ったら、香川県を出てテレビに出ている率
<出身者で>
N)出身者で。香川県出身者で
U)ほぉ〜
N)1位が大平総理
U)おっ!ほぉ〜
N)2位らしいんですわ
<次がナンチャン>
N)次が私
U)3位が松本明子だ
N)それぐらいでしょう
U)うーん
N)きましたねぇ〜
U)2位ですか!
N)2位ですよ!香川県、芸能人少ないですからね、ええ。地元に‘タウン情報香川’っていうのが
  あるんですけど、編集長が教えてくれて。そこのデーター(調べ)によると
U)編集長、元気にしてるの?
N)元気にしてる。営業に来てくれと
U)ははは。よく行ったからね
N)で、香川県の教育委員会の人が来て、俺の中学の先生だけども。「いやぁー南原くんは大したも
  のです」って。
  「私は香川県を世に広めたいというね、全国に知らせたいというプロジェクトがありまして。そ
   れに参加しています」
  そしてこの間会議がありまして。色々パーっとめくってきました。
U)うん
N)ため池日本一とか瀬戸大橋・・・色々ありましたけど。ふっと見たら太文字で‘南原清隆’って
  。デッカイ字で。プロジェクトに。
U)うん
N)下に松本明子って書いてある。
U)うん
N)香川県のプロジェクトよ!
U)うん(笑)
N)・・に、香川県を宣伝してもらう・・テレビで
U)電波少年のテロップみたいなものだ
N)それがお前!一大プロジェクトの太文字で書くことなのよ!それが
<県のプロジェクトでしょ?>
N)県のプロジェクトだから
U)藤井さんの作風に似てますね
<似てる(笑)>
<シマッタ!>
U)人の名前を大きく書いて認知してもらうという・・
N)そうそう
U)あぁ〜そんな風に書いてあるんだ
N)そんな風に書いてあるんですよ
U)あ〜
<1位になるでしょう>
N)えっ?
<大平総理を抜いて>
N)なりますよ!私
U)この調子で
N)このままでいくと
U)出ていくと。これ
<トップですよ>
N)トップ当選ですよ。香川県知事になろうかなぁ〜このまんま
<笑・・なろうかなって>
U)昇格するんですか?
N)昇格しますよ〜
  小池ゆりこ?アナウンサーかなにかいたでしょ?テレビ東京で。
  俺の知っているアナウンサー
UN)大神!
<大爆笑>
N)あと・・ちはる
U)ちはる
N)神田。あと、カッチャンも入れて
U)あはは
N)あと、ジャドーズとか。まあ、内村は副総裁かなんかでね(笑)
U)笑
N)まあ、そんなことを考えたんですよ
U)・・・無いから!そんなこと(笑)‘どうする話’無いから・・そんなこと(笑)
N)どぉーする?俺、動かしたら。外交とか上手いかもしんないよ!お前。
  外人、取り繕うのが。ねぇー
U)コミュニケーション取るのが上手いからね
N)県知事、いけるな
U)上にこう・・上手く取りいるの、上手いからね
N)上手いよっ!自民党みたいな男だからね
U)あははーー
N)うん。
  親戚代表って大阪の叔父さんが「えーっ大阪の叔父さんであります南原さん、お願いします」
  って言ったら読むんだけど。もう酔っぱらってるんだよ!できてるんだよ。よくいるじゃん。
  田舎の結婚式で大声で酔っぱらって。人の話を全然聞かない叔父さんいるじゃない。
U)はいはい
N)叔父さん、酔っぱらっちゃて。でも、紙は持ってんの
U)台本みたいなの
N)フラフラしながら「えぇ〜〜本日は〜〜新郎南原清隆のために師匠まで来ていただき、まことに
  ありがとうございます」
U)うん
N)で、酔っぱらっているからさ
U)うん
N)ちょこっと読んだらまた「えぇ〜〜本日は〜新郎・・」
U)巻戻しみたいに
N)「えぇ〜〜本日は・・」もういいよ!
  リピートするんだよ。同じところを。これが笑いになっていいんだよ
U)あぁ〜そうなんだ(笑)
N)ああ
U)それはそれで
N)それで
U)のどかで
N)まあ、式はそのように終わったわけですよ
U)うん
N)で、また家に帰ったら、また・・人だかりが凄いわけですよ
U)まだ待っているわけですね。一目見たいんですよ!やっぱり
N)そうですそうです
U)南原さんと嫁さんを
N)ええ。たまに帰ってきたら、サインとかも欲しいわけですよ
U)うん
N)サインとかをしていたら、何時の間にかザーっと人が集まってきて。紙の切れっぱしで(サイン
  を求めて)くるんです
U)あぁ〜
N)えーとは思うんですけど。えぇぇーって言ったらうちのお袋が「ちゃんとしなさい!」
U)あ、お袋さんが
N)サインして
U)ちゃんとするもんですと
N)色紙のところに、酷いのが「ここはタモリ・ここはウッチャン・・」
U)あはは(手を叩いてウケてます)
N)寄せ書きみたいに「ここにサイン貰って来て」って。なぁ〜んで俺が貰ってこなきゃいけないん
  だよ
U)ちゃんと貰って来いと
N)そうこうしていたら、ジャージを履いたオジさんが「そこのバラ園に少年団の剣道のやつが来て
  いるから・・挨拶してくれ」って。挨拶するって言っても・・知らないから
  「いや、1分でもいいから。挨拶してくれ!」って言われながら・・どんどん連れていかれて。
<連れていかれて?って(笑)>
N)うん。連れていかれて。そしたら、少年団の剣道をやっている子達が、バーベキュー会をやって
  いるのよ。夕方。
  (ジャージのおじさん)「今日、ナンチャンがわざわざ帰ってきてくれました!」
<爆笑:バーべキュー食べに>
U)剣道やってもいないのに。
N)やってもいないのに
U)ましてあんた!日本の心バカにしていたもんなぁー
N)うーん
  「握手してもらいなさい」って。じゃぁースイマセンねごめんなさいねって
  それではナンチャンに剣道について一言いってもらいましょう!
<大爆笑>
N)俺、剣道の‘け’の字も知らないのに、何て言えばいいんだ?と思いながら。しょうがないから
  「えぇーっ、剣の道は険しいって言おうとしたんだけど・・かわしいって」それでも拍手をもら
  って。
<それでは役に立たないって>
N)役に立たないって。そこまで言おうと思ったんだけど。それじゃおさまりつかない
  それが終わったら・・近くで、えっ、ハードスケジュールです。分刻みですよ!
U)あぁー
N)帰って行ったら家から隣に。公会堂があるんです
U)うん
N)そこで町内の人を集めて「帰ってきましたよ」と
U)はぁ〜ご挨拶みたいなものを
N)こういう時じゃないと。できませんから
U)すごいねぇ〜
N)それで・・
U)分刻みのスケジュール
N)分刻みの・・東京より忙しいですよ!
U)選挙戦みたいなもんだね
N)そうですよ!そこに師匠と旦那さんと俺と嫁さんと、あと、親戚と。両親とかいっぱいいたりし
  て。そこでやったわけですよ・・・大変でした。
  色々貰うのよ「瀬戸内海で取れたての鯛、食べてくれ!」「おぉ!これ、イカ取ってきたばっか
  り。沖でしめたやつ。食べてくれぇ〜」「おいっ。美味いか?美味いか?美味いか?」
    ナンチャン「ええ。美味しいです」
  もう何回も美味いって言わないと、返してくれないのよ。お腹いっぱいなのに「何で食べないの
  ?」って。食べさせられました。
  師匠はこういうのが好きだから、こういう会とかがね。
U)うん
N)「師匠、ひとつカラオケを歌ってください」
  「あたしは歌わないよ」
U)(声を殺して笑ってます)
N)「私が歌う前に誰か歌わなきゃ」って
  うちの親父とかに色々歌わしてさ。そしたら師匠が良き所で
U)良き所でね
N)よき所で「じゃ、私が歌うよ」
U)うん
N)師匠、何歌うんですか?「川の流れのように」
<爆笑>
N)師匠・・あ”〜〜

<<ここでジングルが入ってCM・・だからナンチャンが「あ”〜」って言ったんです>>

N)いやぁ〜さっきの続きだけれども・・師匠がさぁー川の流れのようにを歌い出すのよ
U)うん
N)危ないんだよ!師匠が美空ひばりにハマってるから
<あっ、そうなの>
N)うん。イントロが始まったら「ひばりは生きております」・・(笑)むちゃくちゃなの
<いきなり?>
U)ははは
N)(師匠)「ひばりが帰ってまいりました」
<(笑)帰ってまいりました>
U)うちら、ホラっ。何年も前から聞いているから。デビュー当時から
N)デビュー当時
U)あの、‘ひばりのはしご’だから
N)うん。師匠と一緒に飲みに行ったら。浅草に連れて行ってもらったのよ。1日5軒ぐらいまわる
  のよ!1晩で。2時間ぐらいでよ・・なっ?
  2時間で5軒。まずスナックに入っていって(お店の店員さんが)「師匠、お久しぶりです。カ
  ラオケありますよ」(師匠)「じゃぁ、いつものやつ・♪あぁ〜ぁ〜港まちじゅうさん番地〜♪
  ・・ひばりでございます」
  いやぁ〜師匠!って言ったら・・(師匠)「次、行くわよ!」って。また行って
<(笑)1曲?>
N)1曲でまた次の店に入って
U)本当に早いよ
N)♪あぁ〜ぁ〜港・・
U)おしぼりで手ぇ〜拭いたかと思ったら。もう次行ってるからね
N)「ひばりがまた今晩もやってまいりました」
U)あはは
N)まぁ〜ただよぉ〜
U)もう十八番(おはこ)じゅうの十八番だから
N)ひばりづくし!
  また私の故郷の高松でもひばり現る!飲みながら大喜びで。やんやの拍手で大変だったよ
U)ねぇ〜
N)う〜ん。結婚式でも歌ってたんだから。ひばりを
  うちの親父が祝い船を歌って、おばあちゃんが日本舞踊を踊ってるのを見たら・・こりゃ負けら
  んないって。師匠がそっと入れてひばりを歌い出した
U)そっと入れて(笑)
N)まず、ひばり1曲歌って、旦那さんに歌わして、自分が踊ってる
U)(またもや声を殺して笑うウッチャン。よほどツボ?)
N)そっと入れてね。ちなみに、秀ちゃんは永チャン歌ったけども
<大爆笑>
U)あぁ〜あ、やっちゃいけないことを・・・やっちゃったのね
N)甘い声でね。うん。大変だったよ〜 まあ、でもね、みんなに喜んでもらって
U)う〜ん
N)朝4時半まで飲みに行きましたよ、友達と。
U)師匠と色々まわったりもしたんでしょ?
N)次の日ね、観光して。こっちの方が気を使ったよ。色々師匠の。。
  ガラス館とか出来てて
U)ほぉ〜
N)世界のガラスが売っている所があるんだけど、そこに師匠を連れて行って
U)うん
N)うん。そこにゴールドタワーが出来ていて
U)ほぉ〜
N)なんかでっかいタワーがあって。
  で(係りの人が)「S券、A券がありますけども。どれにしますか?」って
   (ナンチャン)「じゃあ、1番上にあがっているA券でいいです」
   (係りの人) 「あっ、S券がですね、上に昇りまして、コーヒーがタダで飲めます」
   (ナンチャン)「どうしますか?師匠」
   (師匠)   「いらないっ!そんなもん。飲まないよ、そんなもん」
U)笑
N)師匠・・・商売なんだから(笑)
U)江戸っ子だから
N)江戸っ子は厳しいから。旦那さんはさぁー、そういう風景とか好きなのよ
U)あっ、造園業やってるし
N)造園業やってるし。建物がこうやって出来ているって。師匠は関係無いんだもん。上にあがって
  パッと瀬戸大橋見たらそれで終わり。次、行くよ!って。気が短いから
  旦那さんが横で「ここはこうで・・」って・・(師匠)「いい。次いくわよ」
U)あはは
N)次に行って。
U)うん
N)栗林(りつりん)公園に連れて行ってくれって。
U)うん
N)栗林公園、昔、バイトやってた所だから。
  (師匠)「昔、昭和47年かしらねぇ〜。あたし来たことあんのよ」
U)あはは
N)う〜ん
U)う〜ん
N)(師匠)「鯉があるわね。あの鯉を見たいわ〜」
  (南原)「あぁ〜鯉が好きなんですか?」
U)やっと興味があるものに来た
N)(師匠)「1メートルの鯉がいたのよ」って
U)ほぉ〜
N)(師匠)「鯉が見たいわ」って
  栗林公園って、結構綺麗な公園なのよ
U)うん
N)で、そこに行って。旦那さんはね、造園業だから。松とかに詳しいのよ。あと、茶室があって。
  ず〜っと畳を眺めているのよ「これは珍しいなぁ〜」
U)はぁ〜
N)松平家が作った、今で言う別荘みたいなものだから「これはいいなぁ〜〜」って。「これは珍し
  い。昔は背が小さかったから、このぐらいの高さでいいんだよ。風通しが上手く出来ているで
  しょ」って。みんな「あぁ〜詳しい。なるほどなっ」て
  師匠とか、ソワソワしてるの。「鯉は何処だい?鯉は」
U)鯉は何処だい。
N)鯉は何処だい?鯉は?とか言ってね
U)あはは
N)案内してくれる人がいるのよ。おばさんがね、「えぇ〜、この池はですね、月見池と言いまして
  えぇ〜、夜になると満月が池に鏡のように浮かぶんです」
  (師匠)「そんなの知らない。鯉は何処だい?鯉は」
U)そんなこと知らないよ!鯉は何だい(←真似るウッチャン)
N)で、奥の方に行ったら・・いたのよ!でっかい(鯉が)池の中に
U)やっぱりでかいんだ!さすがに
N)鯉が
U)おぉ〜
N)ガーっといるのよ。んで、ちょうどお店があって。‘鯉の餌を売ります’っていう
U)あぁ〜、袋に入っているのね
N)うん。ふ菓子みたいな。2本で200円
U)うん
N)3、40センチぐらいのやつ
U)うん
N)ふ菓子みたいなやつね。それを10本買っておいでって。はい、みんな1人1本づつだよ
U)うん
N)って言って、鯉に(餌を)やったら。面白いのよ。水球みたいに鯉が群がってくるのよ
U)う〜ん。そりゃね、餌投げたらバタバタバタって
N)20匹ぐらいが、ガーってくるのよ
U)うん
N)ひしめきあって。水球やるみたいに
U)うん
N)うん。ホントに・・・すごいなぁ〜って。これは面白いですねぇ〜って。
  師匠はもう目が変わってんの。「もう1回いこう!もう10本買っておいで!」
U)買っておいで!
N)その、お弟子が来ていたのよ。付き人がね。
U)うん
N)もう10本買っておいで
U)うん
N)う〜ん。また餌をワァーって投げて「面白いねぇ〜ほらぁ〜」。
  フェイントとかするんだよ!鯉に。右と思ったら左に(笑)
U)1本まるごととかなかったの?
N)鯉ってのは頭がいいからこんなに来ているんだよ。
  で、旦那さんが「鯉の頭はね、本能でいってんだよ」
  「もぉ〜黙っとけばいいのよ!鯉は・・」「もう10本買っておいで!」
U)はっはっは(笑)
N)で、また10本買ってきて。「今度はこれを半分でやってみようかしら」・・半分にちぎって
  やったら、また鯉がザーって集まるのよ。「えぇーもう10本買っておいで!」って。
  50本ぐらい買ってきて
<笑>
N)よぉ〜しっ!今度はこの1本まるまる
<棒のまま>
N)棒のまま(笑)丸々。ハァーって。鯉がまたヒャーって群がって・・師匠はそれで大喜びよ
U)ははは
N)1時間中、鯉の池の前で。鯉はお腹いっぱいだよ。最後の方は、鯉ももう来ないの
U)もう勘弁してくれよ、と
N)勘弁してくれ!好江師匠、と
U)あっ、言いましたか
N)師匠・・
U)ちょっと、鯉、汗かいてない?
N)いやぁ〜
U)勘弁してください
N)もう僕等も付き合ってられませんよ〜
U)あはは

 

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