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校是 【 志 かがやく 】〜心を一つに 未来を創る〜
私たち日本人は、「2020年」といった共通の目標がある。東京オリンピック・パラリンピックの成功である。しかし、忘れてならないのは東日本の復興である。つまり、未来のエネルギーをどうするのか、原発に替わるエネルギー開発をどう進めるのか、最新の技術と英知を集め前へ進まなければならない。そのような中、昨年、日本海で世界に先駆けて、表層型メタンハイドレート、いわゆる「燃える氷」の本格的なサンプル採取に成功した。「日本は資源に乏しい国である」そんな「常識」が2020年には「非常識」になっているかもしれない。「日本は変えられる」まさに、今日の日本が抱える課題の解決を、これから大人になる中学生が行うことになる。このような「志」をもった中学生を育てることが最重要と考え、新たに校是(こうぜ)を設け、大利中の教育の方向とした。
 
【校訓】 「自主」 「創造」 「協調」
 
学校の教育目標
徳・知・体の調和のとれた、21世紀をたくましく生きることのできる生徒の育成
 
1 本年度の重点目標
○自分を大切にするとともに、すべての人を大切にすることのできる生徒の育成
○言語活動の充実による「表現力」を身に付けた生徒の育成
 
2 重点目標を達成するための方策
(1) 「思いやりの心」の育成に向かって
@ 道徳の時間の充実

 
「私たちの道徳」を活用した授業の実施と「特別な教科道徳」における数値によらない評価基準づくりと
その検証
A 特別活動の充実(創立40周年を意識した生徒会活動の進化)
「いじめ根絶運動」を通して行う生徒同士の豊かな人間関係づくり
「生徒が創る」といった場面を設定した「歓迎遠足、体育祭、文化祭(合唱コンクール)」 の企画
「東雲祭」や「豚汁会」を活用した保護者や地域の方とのふれあい体験
B 総合的な学習の時間の充実
自然教室(1年生)「心身鍛練教育の推進」
修学旅行(2年生)「平和教育・歴史教育・環境教育(農業体験)の推進」
職業体験(3年生)「接遇マナー教育の推進」
C きらり学級(特別支援学級)の充実
D 心が育つ学習環境の工夫
「いつもきれいな教室、生徒作品の掲示」
E 部活動における正しい責任感や連帯感の涵養「部活全体での統一行動の模索と試行」
 
(2) 「表現力」の向上に向かって
@ 授業における指導の重点
学習規律の徹底を図り、教え込む内容を明確にし、家庭と連携しながら基礎・基本の力を育成する
言語活動を重視した「活用の場」を設定し、豊かな表現力を育成する
「学習の意義」を伝える場や、生徒の好奇心や向上心を高める教材提示を通して、学ぶ意欲を育成する
A 問題を解答する際の「選ぶ力」に着目した指導の実施
福岡県学力調査や診断テスト等の結果から、根拠や読み取りに誤りがある分野の解説を行う
   
(3) 授業以外での取組
脳の活性化タイムの推進「朝の五分間視写」
家庭と連携した学習習慣づくり『自学ノート』の取組
読書活動の充実「読み取る力、推測する力をつける取組」
補充学習の工夫「全教師で指導する『帰り自習』の実施」
 
3 重点目標達成に向かうための生徒指導
(1) 「4つの規律」を大切にした人づくり
明るく、元気な「挨拶」
清潔な「身だしなみ」
礼儀正しい「言葉遣い」
「清掃」による美しい学校
 
(2) 「静」と「動」のバランスのとれた「学校生活リズム」の確立
「一日の流れに沿った活動場面における、生徒の望ましい言動の徹底」 
(3) 学級適応に関するアンケート(アセス)を活用した望ましい関係づくり
「個のよさを大切にした学級づくり」 
(4) 体力テストを活用した生徒一人一人による運動目標宣言の企画
「例:登下校の時間の活用、家庭での運動時間の確保」
(5) 教育相談ネットワークの整備
「市子ども健康課、児童相談所、警察との効果的な連携」
(6) 生徒会の機能を生かした学級づくり
「思いやり活動の意識化、態度化、習慣化」