H26年3月定例会一般質問 
競技スポーツの推進について

競技力向上とスポーツ活動の現状について


本市体育協会が中心となりスポーツ活動を行っており、具体的には各種スポーツ大会やスポーツ教室の実施、
福岡県民体育大会への大野城市選手団の選手派遣を行っています。また、市においては、市や県の大会予選を
勝ち上がって全国大会等に出場する団体や個人について参加費の助成を行い、支援を行っているところでございます。
平成24年度は23件の助成を行っており、平成25年度においても同じ規模の助成件数が想定されます。

全国大会レベルへの参加費用を助成することによって、各スポーツ団体への活動費を負担減とすることができ、
各スポーツ団体の競技力向上が本市の競技力向上につながると考えています。
各競技種目の競技力については、参加したスポーツ大会での成績を例に挙げますと、平成25年福岡県民大会の
総合成績で40郡市の中で8位に入賞する成績を残しております。
また、今年1月に行われました冬期県民体育大会駅伝競走大会では、参加した31郡市の中で5位となり、
昨年より四つ順位を上げております。

 市や体育協会のさまざまな取り組みにより、全体的に競技力が向上し、県内でも上位のレベルにあると思っております。
スポーツ活動の現状については、平成26年度の本市のスポーツ振興計画を見直すこととしており、見直しを行う中で市民
のスポーツ活動の実施及び意識調査を行い、今後の本市のさらなるスポーツ振興に向けた取り組みの参考にしたいと
考えています。
体育協会は、平成24年4月に公益財団へ移行、北九州市、福岡市、福岡県、そして大野城市と、体育協会で公益財団に
なっているのは今4団体です。早期の公益財団法人への移行が実現できたと考えているところでございます。
今後とも体育協会と車の両輪となりまして、競技力の向上に努めてまいりたいと考え
ております。


今後の取り組みについて


2020年に東京オリンピックが開催されることを受けて、国や県ではさまざまな取り組みが行われることが想定できます。
新たな取り組み、計画については、国や県の動向を踏まえながら平成26年度に見直しを行う本市スポーツ振興計画の
中に盛り込んでいきたいと考えています。
 また、アスリートの育成についてですが、現在、福岡県体育協会及び福岡県スポーツ振興センターの主催により、
福岡県タレント発掘事業が行われています。福岡県タレント発掘事業は、子どもたちのスポーツの能力を見つけて、
育て活かす事業として、子どもたちがより高いレベルで活躍できる機会をつくるために体力テスト等を実施し、その中で
成績が優秀な子どもたちに対する能力の開発と育成、マッチングした種目の選定やプログラムの提供などとして実施
されているものでございます。
 本市では、今後、県のタレント発掘事業と連携した取り組みを推進していきたいと考えています。
今年8月に福岡県タレント発掘事業を県と協力して本市総合体育館で開催することで準備を進めているところです。
このタレント発掘事業は、子どもたちにスポーツをする機会及び目的意識を与える場として大変よい機会であると、
県と連携協力しながら今後も推進していきたいと考えています。
 幅広いスポーツの普及・振興さらには将来さまざまな方面で活躍するアスリートの育成につなげていければと考えて
います。

青少年スポーツについて

中学校の児童生徒の体力の状況について


本市の児童・生徒の体力の状況は、平成20年度から文部科学省が実施しております全国体力・運動能力
・運動習慣等調査に基づいて報告いたします。この調査は、小学校5年生と中学校2年生を対象に、50メートル走や
反復横跳び、長座体前屈など8種目の体力テストや、児童・生徒及び学校へのアンケートを行っているものです。
この8種目の体力テストの合計点は、平成25年度の本市の結果を全国平均と比較してご報告します。
 本市の小学校5年男子は、全国平均を100としますと103、小学校5年女子は101と、いずれも全国平均を上回って
いる状況です。ただし、中学校2年男子では97、女子は96と、やや全国平均を下回る状況となっております。
過去5年間を見てみますと、小学生、中学生ともに向上傾向にあると言えます。

小中学校の体力向上を目指した取り組みについて

学校の運動部の活動の現状と課題は


指導者の派遣は民間から、大野城市の場合ですと公益財団法人大野城市体育協会を通してリーダーバンクを通して
派遣することができます。技術的な指導はできますけれども、中学校の体育の部活動は教師が顧問でなければならない
という点があります。これが実はネックとなっておりまして、大規模校では問題ないわけですけれども、小規模校となりますと
教職員数が少ない関係から、教職員以上の部活動を設定するということが非常に難しくなると。かといって、毎年入ってくる
入学生に合わせて部活動を選択するというのも、継続している2年生あるいは3年生にとっていかがなものかという非常に
難しい問題がございます。それで、この問題をどうするかというのが大きな課題となっています。
 今後とも中学校とも教育委員会のほうで十分連携して協議をしながら、中学校の部活動が円滑に運営されていくように
努めてまいりたいと考えております。

コミュニティスポーツについて

市内4地区でのスポーツ推進の状況について


大野城市のスポーツ少年団に加入いたしましていつもスポーツ活動をやっている人数というのは、5人に4人は
スポーツ少年団へ未加入となっております。
 そういう子どもたちに対して、スポーツのアプローチをどうしていくかということが課題となりますけれども、現在設立を
進めていますコミュニティスポーツ倶楽部の中で、スポーツになじみがない子どもたちが参加できるメニューを取り入れまして
、子どもスポーツ活動の推進を図っていきたいと考えております。コミュニティスポーツ倶楽部を創設することにより、
スポーツ少年団に加入していない子どもたちがこのクラブの会員として活動することで、体力の向上やコミュニケーション能力
の向上につながると期待しております。
 このクラブの創設時期は、現在準備を始めたところで、平成26年度から本格的に準備をし、平成27年度に条件を整え
平成28年度からの本格スタートを目指しています。


地域スポーツ指導者の現状と今後の取り組みについて


コミュニティ地区ごとに5名のスポーツ推進員を委嘱して、現在はMADOKAれくスポ祭を初めとするコミュニティスポーツ
の企画・運営に携わりながら、各地域においてスポーツ活動の充実に貢献をしていただいています。
 最近のスポーツ推進員の特筆する活動といたしまして、今年度初めてスポーツ推進員独自の事業がなされております。
これは、地域におけるスポーツ指導者を育成するということをスポーツ推進委員会がみずから企画いたして実施したもの
でございます。
 また、平成28年度からスタート予定のコミュニティスポーツ倶楽部の指導者には、スポーツ推進員を初め、本市のコミュニティ
構想に掲げる使ってバンクの登録者の活用も考えていきたいと思っております。
 このように、地域のスポーツ指導者のさらなる発掘と、指導者の活動を支援できる仕組みづくりが今後の課題であると
考えております。
    
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