平成19年9月定例会    
Q:不中学校の部活動の現状は
・中学校の部活動指導者の問題点
・小中学校の司書教諭と図書司書

A:各中学校の部活動の現状は、運動部が15競技64部、文化部が8種目17部の活動が行われています。
各部の在籍者数は、運動部と文化部を合わせて2,521人、全生徒の85%が部活動に取り組んでいます。
また、運動部では、バスケットボール、バレーボール、サッカー、剣道の4種目と文化部の吹奏楽部と美術部の2種目は、
すべての中学校で行われています。

 中学校の部活動は、学校長の管理下で行われ、各部には必ず指導教員が配置され、顧問として活動や運営の指導を担当し、
日々の部活動が適正・安全に行われるように配慮されています。
特に運動部では、顧問教員が当該競技の指導技術を持ち合わせていない場合、市の運動部活動指導者派遣事業を活用し、
外部指導者の派遣を受けて、部活動の充実を図っています。
問題点は、部活動の活動時間が午後4時からであるため、その時間帯に対応できる外部指導者がリーダーバンクに登録されて
いない場合があり、適任者の発掘に苦慮しています。

 司書教諭は、学校図書館法第5条第1項に基づき、学級の数が12学級以上という基準を満たした小中学校に県が配置しています。
本市で配置校に該当しないのは、学級数が9学級の御陵中学校だけですが、図書業務に係る校務分掌で教員を任命し図書館運営に
あたらせています。学校司書は、司書資格を有する者を臨時職員として本市が採用し、すべての小中学校に1名ずつ配置をしています。

 司書教諭は、学校図書館の管理運営や読書指導、利用指導を行います。
学校司書は、司書教諭の指示を受け、補佐し、連携して学校図書館での読書指導や蔵書管理などを行っています。
司書教諭は教諭と兼任し多忙のため、読書指導や図書館利用指導を充実させるためには、学校司書の資質の向上が重要ですが、
司書の免許を持った人材が少なく、学校司書の雇用には苦慮しています。
資質の向上のために、毎年、まどかぴあ図書館などが行う研修に参加させたり、市で検証を行っています。
学校図書館が充実し、業務が円滑に行われるためには、司書教諭と学校司書との連携を図り、お互いが協力し合うことが
重要と考えています。
    
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